ウェブ解析士とは?実際に資格を取った僕がやった勉強法と受けた講義

「ウェブ解析士」とはブログやサイトの各数値を判断して、それに合わせた事業計画や提案を出来る資格である。
どうも、モげをです。
実は数ヶ月前のことになりますが、この資格を取ってきました。どれほどのレベルだったのか?そしてブログにも役に立つのか?収益化に結びついたのか?・・・元々サイト運営者として受けることはどうやら珍しいみたいで、両方の目線からお話をしていきます。
ウェブ解析士の仕事
ウェブ解析士は、簡単に言えばサイトの訪問者数やページの閲覧数などを分析して、それを改善するためにどうしたら良いのかを明確にするための資格です。
ただ僕も最初は認識が違ったのですが、ウェブ解析士の仕事は数字を割り出す事ではありません。数字を割り出すことは過程であって、最終目的は収益を上げさせることです。何の為にアクセスなどを解析するのか?となれば最終目的の結果が欲しいからです。その為に数字を元にアドバイス出来る立場なわけですね。
感覚的に言えば、プログラマーがいて、デザイナーがいて、ウェブ解析士がいる。それで始めてウェブメディアにて収益を上げたり、自社商品やサービスにたどり着けるということです。
認知度は低いですが、自分で解析出来ない人はデザインなどは置いておいて、中身を解析する人が必要となってくるでしょう。
ウェブ解析士の種類と会費
ウェブ解析士といっても、レベル差は当然あるし、僕は受けたてホヤホヤなのでまだ新米です。
- ウェブ解析士
- 上級ウェブ解析士
- ウェブ解析士マスター
3種類の会員があり、当然上に行けば行くほどスキル的にも鋭くなっていき、マスターともなれば新米を教えて解析士の資格を与えることも出来てしまうレベルです。せっかくなら上を目指したいところですが、そんな時間的余裕があるのか・・・まあ後々考えます。
そしてこれらの正会員となれば、晴れて認定書が送られてきて名刺などに肩書として利用できるということです。ウェブ系のデザイナー、コンサルタントの仕事を元々やっていたらこれほど効果的な肩書はないでしょう。クライアントも食いついてくるはず。
会員を維持するためには、課題かなにかあるので、それを忘れずに受けることと後は年会費が6480円かかるとのこと。2017年から取るようになったみたいですが、まあ微々たる金額でしょう。
勉強法と資格取得までの流れ
勉強は専用のテキストがあり、それさえ全て理解できれば受かるのではないかという内容です。

これがですね・・・多少サイト運営していて、Googleアナリティクスを見ていれば多少理解できますが、正直なに書いているか全くわからないでしょう。特にネット系に疎い方はまずパラパラと見ただけでは結構シンドイ内容です。
もちろんこれを独学で学び、テストはウェブテストがあるのでそれを受ければまあ、合格できるというわけです。ただ独学で出来るほど甘くないと思っています。その為に「認定講座」という1日ウェブ解析士の先生から講座を受けることが出来るという物に参加しました。
各費用
種別 | 金額 |
---|---|
テキスト | 4320円 |
認定講座 | 10800円 |
試験費用 | 17280円 |
※再試験 | 11880円 |
それなりにお金は必要ですが、問題は落ちたときの再試験費用が結構高いですね・・・。なるべくなら1発合格を果たしたいです。
下準備
まずはテキストをAmazonで3月16日に購入しています。

届いてから、とりあえず一通りしっかりと読もうと努力しましたが、不安でしかありません・・・。ですので、お金は多少かかっても認定講座を受けることにしました。因みに講座は解析士マスターの方々が各所で開催しているので、行けそうな場所と日時に出向く必要があります。
幸い近い日程で行けそうな場所で開催されていたのでそれに申し込みます。講座を受けることにより、在宅受験が可能ということです。

正直テキストだけ本気で読めば受かる気もしましたが、どんな先生なのか?そしてどんな人が講座に来ているのか?が気になりました。ウェブ系の仕事を全員しているのは間違いないでしょうからね。結局講座までテキストを一通り見ただけ。全く中身は入ってきません。
講座から試験まで
実際に講座に出向くと3人の受講生と先生がいました。3人はネットメディアを運営している中小企業の社員が2人。そしてフリーのデザイナーが1人。そして先生もウェブ系のコンサルタント。凄いメンツの中講座を受けていきます。
実際4時間ほどの講義を受けたわけですが、まあ・・・そりゃわかりやすいですよね。笑
テキストだけを読むよりもお金出した分効果的なのは間違いないでしょう。そこで先生はこんな感じで言いました。
今日から1ヶ月以内に在宅で試験受けてね。
テキストにある例題が全部わかるようになれば絶対受かるから・・・
なるほど、結局テキスト読んで自分で理解しろということですね。やってやりますよ。
という感じで気が抜けて2週間くらいボーっとしていました。後2週間以内にテキスト読んで試験受けないと^^;因みに試験方法ですが、マークシートで4択が基本なのです。しかも試験中にテキストは見ていいというもの。あれぇ・・・これは簡単では?と思ったのですが間違いでした。
全60問を60分でという非常に厳しい制限が付いています。1分1問なので、どうやって調べろというのでしょうか?笑
コツとしては計算問題などの数字系はとりあえず後回しにしてどんどんわかるところから瞬時に埋めていくこと。そして時間も常に見ておきどのくらいの余裕があるのかを必ず意識すべきでしょう。
テスト結果と追加課題
テキストを鬼のように読んだ結果、何とか一発で合格することが出来ました。

60分しかなかったのですが、意外と10分くらい調べる時間があり、10分くらいは見直す時間に充てることが出来ました。ただ82%の得点率なので正直ギリギリだったのじゃないか疑惑もありますね^^;
そして受かった!!と喜ぶ前に、最終課題としてレポートの提出があります。とあるサイトの期間とデータから、数字を抽出して、その数字を見て分析をしなさいといったものです。
逆にそれは簡単だったかな・・・元々ブログをやっているので、期間を指定してGoogleアナリティクスを利用することにより毎月こんな感じでブログの解析をしています。それのちょっと複雑Verですね。ただ数字を見るだけでなく、それにより読者がどのような層と予想出来るのか?そしてそれを改善するためにどうやるべきか?などまでがレポートです。
それを講座を受けた際の先生に直接データを送って、それでようやくミッション完了です。無事認定書が郵送されてきて晴れてウェブ解析士の資格を取得しました。
どういう人に必要か?
これ受けている途中で、ネット系ビジネスで成功している人から突っ込まれました。
サイトで収益上げるのに必要ないでしょ?
確かに・・・。笑
あくまでこの資格を持つのは、例えば自社に1人いてそれを全体に伝える役目としているようなアドバイザーの立場。ウェブコンサルティングなどをメインとしてやっているのであれば大いに役立つ資格だと思っています。
ただサイト運営で収益を上げるというのは結局戦略が一番重要ということです。またウェブ解析とは別物となってきます。自分で戦略を決めて、方針が分かったらその時にウェブ解析士にみてもらう・・・という外注扱いでも逆に良いのかなという印象を受けました。
そんな感じで受かったし資格取得したのはいいものの、まだ活かせていないのは事実です。結局改善点が数字から見えてきたとしても、その改善策をどのように練っていくかは人それぞれですからね。逆に数字すらよく分かっていない人の手助けが出来たらな~と思いましたね。
ウェブデザイナーやコンサルタント、クライアントがいる前提の職についている場合はこのような資格を持っておくと有利だと思います。
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